本作品の主人公、種族はヒューマン。
フルネームはフランク・ブラウン、32歳。
どこにも所属しないフリーの傭兵で、この歳まで戦いで大きな傷を負わされたことがないため「
強運のフランク」という二つ名で通っている。
しかし実際はただ運が良いだけではなく、細かい気配りや卓越した戦闘技術により、敵との間合いを取るのが非常に上手いのだが
プロの世界でも、そのささいな立ち回りに気づく者はなかなかおらず、傭兵としては駆け出しの
キサナに指摘された際、素直に喜んでいる。
母親はソフィア・ブラウン(通称シスター・ブラウン)。
小さな寺院で怪我人や病人を無償で手当てする、フリーの治療師として活動していた。
裕福な家庭に生まれ、慈善事業をするだけの資産も持ち合わせていた彼女だが、小ずるい男に騙されてフランクを身ごもり、お金も騙し取られ逃げられてしまう。
それでも他人を信用することを忘れず、苦しい生活を送りながらもフランクを育て、周囲からの信頼も厚い女性であった。
フランクが20歳になるとき、病気により命を落とす。
つらい目に遭っても、人助けを続ける母親を否定しながらも、心の底では尊敬しており、彼女を助けて少しでも日銭を稼ぐために9歳という若さで傭兵の世界に入る。
ものぐさな性格で、母親と死別してからは、これといった目標もなく、人生を流されるままに生きてきた。
学業をするだけの時間やお金に恵まれなかったために浅学だが、頭の回転がよく、様々なことに気がつき、他人への配慮もできる男。
異次元フォースラグーンの出現により、2つの世界をまたにかけた大冒険をすることになる。